レーザー治療
LASER
レーザー治療について
レーザー治療は患者様にやさしい最新の治療方法の一つです。
その特徴はなんといっても痛みや不快感の少ない治療が受けられるところです。
当院では、Nd:YAGレーザーと炭酸ガスレーザーの2種類の機種を導入し、その特性を十分に理解したうえで症例ごとに適したレーザー治療器を使い分け、保険治療内でも最大限に活用してレーザー治療を行っています。
レーザー治療と一般歯科治療との違い
歯周ポケットの奥深くまで届く
レーザーの光や熱のエネルギーは、歯周ポケットの奥にまで届きます。患部の深さや複雑な部位であっても、効率的に細菌を殺菌できます。
痛みがほとんどない
レーザー治療では痛みや出血がほとんどありません。身体にかかる負担を抑えた治療の実現につながります。
患部の治癒が促進される
レーザーには細胞の再生を促進し、組織を活性化させる効果も期待できます。殺菌効果も高く、治癒も比較的早く進むと言われております。
治療時間を短縮できる
一般的な歯周病治療は、歯垢や歯石を手作業で除去するため、一定以上の治療時間を要します。一方、レーザーは歯周病の原因に効果的にアプローチでき、従来よりも治療時間を短縮できます。
レーザー治療の種類
Nd:YAGレーザー
Nd:YAGレーザーの波長(1064nm)は水に吸収されにくく、しかもパルス発振の照射方法の採用により組織への熱の深達度が制御可能となり治療による痛みが非常に少なくなりました。
また接触法及び、非接触法の使い分けで、硬組織と軟組織が複雑に絡み合った口腔内での治療に向いております。適応症は根尖性歯周炎、辺縁性歯周炎、歯肉炎、顎関節症や抜歯後の疼痛緩和等ですが、歯周ポケット内等の組織深部の炎症抑制に特に効果が高いです。
主な治療内容
外科手術(顎の骨や歯ぐきや粘膜を切る、または止血させる)、歯周病や口内炎の消炎治療、根管治療、歯ぐきの黒ずみの除去、傷口の消毒、知覚過敏の治療、顎関節症の痛みの緩和など
期待できる効果
炎症を抑える、痛みの軽減、傷口の殺菌や治癒の促進、出血の減少、組織の活性化など
炭酸ガスレーザー
炭酸ガスレーザーはほとんどが水分に吸収され、レーザーの影響が深部にまで達せず、痛みをほとんど伴わない治療法です。また患者様に対する負担も少なく行えます。
蒸散、切開、凝固が簡単にでき広範囲にその効果を発揮します。
適応症は歯肉炎・歯周炎、歯肉切除・息肉除去、口内炎、抜歯後止血、膿瘍切開、小帯切除等ですが、軟組織表層の処置に特に効果が高いです。
主な治療内容
外科手術(顎の骨や歯茎や粘膜を切る、または止血させる)、歯周病や口内炎の消炎治療、根管治療、歯ぐきの黒ずみの除去、傷口の消毒、知覚過敏の治療、顎関節症の痛みの緩和など
期待できる効果
炎症を抑える、痛みの軽減、傷口の殺菌や治癒の促進、出血の減少、組織の活性化など
レーザー治療の特徴
スクロールできます
| Nd:YAGレーザー | 炭酸ガスレーザー | |
|---|---|---|
| 歯周病の治療 | ◎ | △ |
| 軟組織(歯ぐきや 粘膜、 皮膚などの 組織の切除や切開) |
◎ | ◎ |
| 硬組織(歯や骨などの切削) | × | × |
| むし歯予防 | ◎ | ○ |
| 口内炎 | ○ | ◎ |
| メラニン除去 | ○ | ◎ |
| 痛みの緩和 知覚過敏 |
○ | ○ |
| 止血 | × | ◎ |
| インプラント周囲 | × | ○ |
レーザー治療の注意点
- 専用の保護メガネを装着していただき、レーザー光が目に入るのを防ぎます。
- レーザー治療は痛みがほとんどありませんが、ピリッとしたりチクッとしたりなど、一時的な刺激を感じる可能性もあります。
- 治療後の数日間は刺激物をお控えください。
